日常生活に様々な支障を出さないために|緊張型頭痛を改善しよう

頭痛

ストレス頭痛について

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緊張型頭痛は他に病気がない一次性の頭痛のうちで最も多く、2から3割のヒトがかかる頭痛です。その特徴は頭全体が押さえつけられるような痛みで、偏頭痛でおこるような視覚の異常や吐き気などは伴わず日常の動作によって悪化することはありません。緊張型頭痛は様々な肉体的および精神的ストレスによって引きおこされるストレス頭痛の代表です。誘因になる肉体的ストレスとしては、女性の生理、長時間の悪い姿勢、運動不足、冷房の効きすぎ、喫煙、過度のダイエットや頭痛薬の飲み過ぎ、アルコールやカフェインの多い飲み物、特定の食品や添加物などがあります。また精神的なストレスには、家族、学校、会社などでの人間関係による不安やうつ気分などがあります。これらのストレスが蓄積されて脳内化学物質のセロトニンの量が変わったり、ストレス物質のアドレナリンが増えストレスを弱める物質エンドルフィンが減ることが緊張型頭痛につながると考える研究者もいます。この頭痛は頭の後ろから両側面や額に帯状あるいは帽子状に広がる鈍い痛みで顎、首や肩の筋肉の凝りや痛みを伴うことがあります。頭痛の強さや持続時間などが変わって、発熱、吐き気や嘔吐、脱力感、しびれ、ろれつが回らない、けいれん、物が2つに見える、話すことが困難、バランスを失う、片目だけが痛いなどの症状が顕れたり、ふだんのんでいる鎮痛薬が効かなくなって日常生活に支障が出るようになった場合には他の病気の可能性があるため直ちに神経内科などでの診察を受ける必要があります。

緊張型頭痛の診断基準は、30分から7日間続き押さえられるような、又は締め付けられるような軽度から中等度の両側性で、日常動作で悪化しない吐き気、嘔吐、光や音に対する過敏性がない頭痛で、かつ他に頭痛をおこす病気がないことです。頭痛発作がおこる頻度が10回以上で月に15日以下しかおこらないものを反復発作性緊張型頭痛といい、月に15日以上の頭痛が6か月以上続くものを慢性緊張型頭痛といいます。医療施設では脳卒中、脳動脈瘤や脳腫瘍などの基礎疾患がないことを調べるために、コンピューター断層撮影法、核磁気共鳴画像法や脳波検査などを実施します。緊張型頭痛の治療としては、アセトアミノフェンなどの鎮痛薬やイブプロフェンなどの非ステロイド系抗炎症薬が用いられます。医療施設ではインドメタシンなどの非ステロイド系抗炎症薬も処方されます。またアルプラゾラムなどの精神安定剤が投与されることもあります。緊張型頭痛を予防するためには、誘因になっていることが疑われる喫煙、特定の食品や飲み物があれば中止します。栄養バランスのとれた食事を決まった時間に摂り座ってばかりの生活を止め適度に運動し十分な睡眠をとり、ストレスを解消する方法を見つけることが大事です。病院では慢性緊張型頭痛に対してフルボキサミンなどのセロトニンの再取り込みを選択的に阻害する抗うつ薬を処方することがあります。この薬は効果を見極められるまでに1から2か月かかりますが、セロトニンの脳内レベルを安定させストレスに対応するのを助けます。

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